この記事は、キングダムに登場するキャラ、「昌文君」についてまとめています。
始皇帝 嬴政(えいせい)が中華を統一する物語「キングダム」。
昌文君(しょうぶんくん)は、
キングダムの最初期から登場する最古参メンバーです。
初登場から嬴政の側近として活躍し続けている昌文君ですが、
最後には死亡してしまうのでしょうか?
- 昌文君って史実に登場するの?
- 史実の昌文君の最後を知りたい!
- 昌文君と昌平君(しょうへいくん)って、どんな関係なの?
- 王騎(おうき)と昌文君の関係は?
などが知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※ネタバレを含みますので、ご注意ください

頑固で涙もろい昌文君はキングダム1渋い~
キングダム昌文君を解説!史実に実在する人物
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 昌文君(しょうぶんくん) |
所属 | 秦国 嬴政陣営 |
位 | 左丞相 |
人気ランキング | 20位 |
CV | 仲野裕 |
実写キャスト | 高嶋政宏 |
昌文君は史実に登場する実在の人物です。
嬴政が大王になる前から仕える最古参の側近で、
「キングダム」初期から活躍しています。
昌文君は元武将で嬴政に仕える最大の忠臣!
昌文君は第1話から登場している、嬴政の最大の忠臣です。
現在は左丞相として嬴政に仕えていますが、
もともとは武将で、文・武の両方から嬴政を守り支えています。
大王になる前の嬴政は力が無く味方が少なく、弟に反乱を起こされ、
呂不韋(りょふい)からは暗殺を仕掛けられてしまいます。
そんな嬴政を守り抜き、
嬴政が戦神・昭王(しょうおう)を超える大王になると信じ、尽くします。
個人としての力は決して大きくはありませんが、
人望があり、主人公・信(しん)を始め、壁(へき)や王騎・李斯(りし)達から、厚い信頼を得ています。
裏表がなく、真っ直ぐ嬴政を支え続ける姿が
周りの人々の心を打ち、敵ですら味方にするところが昌文君の魅力であり、力であると言えるでしょう。
史実の昌文君とは
史実の昌文君は、昌平君と共に嫪毐(ろうあい)の反乱を鎮めた人物として、登場します。
「キングダム」の昌文君も、37巻で昌平君と共に嫪毐の反乱を鎮め、呂不韋の失墜を確定させました。
ちなみに史実では、嫪毐の反乱を鎮めた功績により左丞相に出世していますが、キングダムでは既に左丞相となっています。

史実に沿って進む「キングダム」でも、ところどころ展開が違っているところもあるみたい~
昌平君や嫪毐など、
キングダムに登場するキャラクターについては、こちらの記事でまとめています~↓

キングダムのキャラ相関図については、
こちらの記事がオススメです~↓

キングダム昌文君の活躍シーンを紹介!
派手ではなく、どちらかというと地味な昌文君ですが、
いくつかのカッコいい活躍シーンがあります。
ピックアップし、紹介します。
戦友時代の王騎との会話
16巻で、若き日の昌文君と王騎のエピソードが登場しています。
王騎は、昭王の御子であり六大将軍の一人となる摎(きょう)を頼みますと、昌文君に託します。
その際に、王騎は昌文君を「無骨な賢人は信頼できる」と評価しています。
「あなたが側にいれば安心できます」
「無骨な賢人は信頼できるというわけです。」
「キングダム」16巻より引用
若い昌文君は文官ではなく武将なので、「無骨」というのは分かりますが、「賢人」というのは本人も「?」な反応でした。
しかし後に左丞相にまで昇り詰める昌文君ですので「賢人」だった訳ですし、王騎には先見の明があったと云うことでしょう。

レジェンド王騎が昌文君を評価するこのシーンは、名シーンだと感じます!
嬴政と斉王(せいおう)との対談で大活躍!
45巻で、斉王が秦へ訪れ、嬴政と会談するという展開が登場しました。
嬴政の考えに触れ、斉王は”秦に敵対しない”という考えを表明します。
さらに、”中華の舵取りを任しても良い”と語り出します。
その言葉を聞いて同席していた昌文君は、「降る話だ」と認識し、斉が秦に降伏するという意味だと理解します。
読んでいる読者としてはこの時点で「斉が秦に降伏する」という意味だと分かるのは難しいですし、昌文君の説明とその表情・リアクションで「どれほどスゴい話なのか」が分かるようになっています。
この展開がどのような意味を持ち、どれほどの事かを説明し、さらに演出として盛り上げる昌文君のリアクションは、素晴らしい場面ですよね!
嬴政と斉王との対談での昌文君のリアクションは、彼の役割が見事に分かる名シーンと言えるでしょう。
大将軍 桓騎(かんき)への「オイ!」発言シーン
桓騎(かんき)が趙兵の捕虜10万人の首をハネた事を咎めるため、嬴政が訪れます。
昌文君は嬴政に同行し、嬴政と共に桓騎の前に到着します。
無礼を絵に描いた桓騎は、机の上に脚を投げ出し座っています。
秦国王・嬴政を前にして、あり得ない態度に昌文君がブチギレます。
「オイ」
「何じゃ その態度は」
「貴様」
「キングダム」64巻より引用
顔中の血管を浮き立たせ、馬上から見下ろし威嚇する昌文君。
六大将軍となり、残虐の限りを尽くす桓騎に向かい、堂々と威嚇できる人物はそれほど多くはありません。
武将上がりで嬴政の忠臣である昌文君だからこそ、真っ先に桓騎をたしなめることができたのでしょう。
嬴政の最大の忠臣ならではの活躍シーン、と感じられる名場面!
桓騎については、
こちらの記事がオススメです~↓

キングダム王騎将軍との関係性は?
「キングダム」王騎と昌文君が、どのような関係だったのかをまとめました。
王騎と昌文君は信頼し合う戦友仲間!
16巻で、共に戦場を駆け回った若き日のエピソードが登場しています。
王騎と昌文君は同じ戦場を駆け回る、戦友だったことが分かります。
当初は派手な王騎を毛嫌いしていた昌文君ですが、その実力は認めざるを得なく、王騎も昌文君を信頼していました。
現在の信と蒙恬(もうてん)・王賁(おうほん)のような関係ですよね。
武将としては王騎の方が圧倒的に上でしたが、二人は信頼し合っている戦友でした。
王騎は生きている昌文君を死亡した事にして救った
「成蟜(せいきょう)の反乱編」で、
王騎が昌文君を殺したと嘘をつき助けるシーンがありました。
2巻で、嬴政の弟・成蟜が反乱を起こし、嬴政と共に窮地に陥る昌文君。
そこで王騎は偽物の首を成蟜に差し出し、
昌文君が死亡した事にして、
昌文君の領地をもらい領民を助けるという気遣いも見せました。
王騎がどれだけ昌文君を大切な戦友だと思っていたのかが、察せられますよね!
王騎と昌文君は、長年信頼し合っている親友関係だった、と言えます。
キングダム昌平君との関係性は?
「キングダム」では右丞相と左丞相として嬴政を支える昌文君と昌平君。
史実にも登場する昌平君と昌文君は、どのような関係だったのでしょうか?
史実の昌文君と昌平君は、おじと甥の関係
史実の昌文君と昌平君は、甥とおじの関係だと記されているようです。
「キングダム」ではそのような設定にはなっていませんが、史実での二人は親戚関係だったようです。
ちなみに史実の昌平君と昌文君は楚王の血統だったようですが、
「キングダム」昌文君の設定では、今のところ楚王の血筋ということになっていません。
昌平君については、こちらの記事を参考にどうぞ↓

昌文君は嫪毐の反乱を昌平君と共に鎮圧!
昌文君と昌平君は、嫪毐の反乱を共に鎮圧し、呂不韋を失墜させています。
史実でも同じで、これにより相国(しょうこく)だった呂不韋は罷免され、失墜しています。
名実ともに嬴政が秦国の大王となるキッカケになった
『嫪毐の反乱』鎮圧を成した二人が、
”史実では親戚関係でおじと甥だった”
というのは、「キングダム」以上にドラマチックな感じがしますね。
キングダム昌文君は最後に死亡するのか
史実の昌文君は、紀元前226年に平輿にて死去しています。
それ以上の情報はなく、どのようにして亡くなったのかは分かっていません。
タイミングとしては趙が滅び、燕の首都が陥落した年なので、
昌文君の死が、「キングダム」でも描かれるのは間違いないでしょう。
イメージとしては病床に伏し、信と嬴政に看取られ亡くなるような気がしますが…

昌文君の最後が、感涙必至な名シーンになるのは、間違いないと思う!必見!
キングダム昌文君は信を最も古くから知っている理解者!
「キングダム」昌文君は、下僕時代の信を知っている数少ない人物です。
初期の信を知っており、事あるごとに諌め教育し、口には出さないですが、信の器量を認めてもいました。
平たく言えば、信を最も知っている理解者、とも言えるでしょう。
嬴政の最大の忠臣であり、主人公・信の理解者である昌文君。
最後の最後まで、見届けたいですね!