マンガやアニメ、実写映画も大ヒット中の作品
「キングダム」!
万極(まんごく)は、趙国の将軍として登場する、
キングダム序盤の印象に残る強敵です。
合従軍の戦いで、主人公・信(しん)との一騎打ちで、
最後には死亡してしまいました。
- 万極って、どれくらい強いの?
- 万極の活躍シーンを知りたい!
- 万極の最期が知りたい!
などが知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※ネタバレを含みますので、ご注意ください
万極は最強の怨念キャラ~(涙)
キングダム万極の死亡の真相!
キングダム万極は、合従軍戦で死亡しています。
詳細をまとめました。
万極は27巻288話で死亡
万極の死亡は、
27巻288話
万極は27巻にて信との直接対決に敗北し、死亡退場しています。
万極の最後は信との一騎打ちの末に退場!
26巻から続いている趙国軍と麃公軍の乱戦の中で、
飛信隊は万極将軍の軍勢と戦っていました。
秦国に強い恨みを抱いている趙国軍は、倒しても立ち上がり向かってくるため、信は直接闘いたいのですが、敵将・万極将軍に届きません。
しかし27巻にて、信は万極将軍と対峙し、直接対決となります。
リーチが長く、振り下ろしてくる万極将軍の強い打撃に、信は攻めあぐねます。
秦国に強い恨みを抱く万極は、秦国に虐殺された趙人達の怨念とともに、信に攻撃を加えます。
ボロボロになる信。
しかし趙の怨念を振り払い、
馬上から万極に向けて飛び上がり、頭上からの剣撃で、万極に致命傷を与えます。
キングダム万極(まんごく)を解説!活躍と強さまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 万極(まんごく) |
所属 | 趙国・龐煖(ほうけん)軍⇒慶舎(けいしゃ)軍 |
位 | 将軍 |
人気ランキング | 118位 |
CV | 武藤正史 |
実写キャスト | 山田裕貴 |
特徴 | 特攻の万極 長平の怨念 白髪・吃音 |
秦国に強い恨みを抱く万極将軍。
ストレートな長い白髪に、大きなギョロ目で黒い歯、波形刃の特殊な剣を持った
一度見たら忘れられないビジュアルの万極将軍を、まとめ解説します!
万極の初登場は11巻109話
万極の初登場は、
11巻109話
万極将軍は、王騎将軍が死亡する馬陽の戦いで、龐煖(ほうけん)軍の副将として登場します。
侵攻した秦国の一般人を蹂躙し、戦いでは王騎軍・干央(かんおう)軍長に重傷を負わせています。
当初から吃音で一般人を虐殺する、危険な人物として活躍しました。
万極は秦国にとって最も危険な将軍
万極は、秦国に強い恨みを抱く将軍でした。
家族は秦国に皆殺され、自身も酷い仕打ちをされた経験を持っています。
そのため秦国に侵攻すると、女性、子供も関係無く虐殺し、一万人以上の一般人を殺していました。
秦国からは凶悪な武将として名が上がっており、要注意人物とされています。
万極の長平生き埋めの過去とは
万極が秦国に強い恨みを抱くのは、
「長平の生き埋め」が理由です。
紀元前260年、秦国と趙国の「長平の戦い」で起こりました。
総大将を失った趙国は秦に敗北し、40万人もの兵士が投降しました。
秦国の総大将・白起(はくき)将軍は、
投降兵たちに堀を掘らせ、完成したところで全員を堀に落し、そのまま生き埋めにしたのでした。
少年だった万極は父親と共に生き埋めにされますが、そこから自力で這い上がり、生き残ります。
父親を助けようと土を掘り返しますが、父は助かりませんでした。
「長平の生き埋め」から生き残った万極は、
秦国の一般人を蹂躙する危険な将軍となります。
万極軍は全員が長平の遺族・遺児!
万極は長平で生き埋めにされながらも生き残った生存者であり、兄・父親を失った遺児です。
万極将軍が率いる万極軍は、万極と同じ長平の遺児・遺族ばかりで構成されています。
40万人を生き埋めにされた趙国は、誰もが秦に強い恨みを抱いていますが、
万極軍は趙兵から見ても異常なほどの凄まじい恨みを発揮します。
趙の李白(りはく)将軍からは、
「万極軍は長平の呪いそのものだ」
キングダム27巻284話より引用
と表現されています。
万極の強さは呪いの攻撃!信を追い詰める
「長平四十万の呪いを 全てをかみしめよ」
キングダム11巻109話より引用
万極の強さは、秦への呪いそのものです。
長い手足を活かした攻撃はシンプルに相手を苦しめますが、攻撃を受け止めても「呪い」による重みが追加で襲いかかり、
呪詛が手足にまといダメージを負ってしまいます。
27巻286話では、万極の攻撃を受け止めた信の手足に呪詛が襲いかかり、一時は馬上から落ちそうになるほど追い詰めました。
合従軍戦の序盤は、
万極と信の一騎打ちが大きな見せ場となり、
万極の呪い攻撃が大活躍を見せました。
万極は史実に登場する?
万極は、史実には登場しない、キングダムオリジナルのキャラクターです。
しかし、長平の戦いでの「長平の生き埋め」は史実に登場する実在の事件で、
万極は史実から生まれたキャラクターだと予想されます。
キングダムに登場するキャラクターについては、こちらの記事でまとめています~↓
キングダムのキャラ相関図については、
こちらの記事がオススメです~↓
万極の実写「運命の炎・大将軍の帰還」キャストは山田裕貴さん
実写映画「キングダム」の万極役は、山田裕貴さんが演じられました。
長い白髪とギョロ目の鋭い眼つきは、まさに原作通りのビジュアルとなっていました。
武器の曲剣も似ており、原作を忠実に再現されているのが分かります。
ゆったりとしておちゃらけたイメージのある山田裕貴さんですが、
真逆な怨念の塊・万極の演技は必見です~。
万極は最後に救われる!信に向けた言葉とは
長平で父親と共に生き埋めにされ生き残った万極は、
秦への呪いそのものでした。
自身の恨みを晴らすため秦国で虐殺をすれば、第二の万極を生むことは分かっており、
負の連鎖が自然の摂理であり、人間自体が呪われた存在なのだ、と考えていました。
そんな万極に、信が言い放ちます。
「一番呪われちまったのは お前自身なんだぞ」
キングダム27巻287話より引用
動揺する万極。
そんな万極を斬りつけ、信は勝利します。
息を引き取る間際の万極に、信は語りかけます。
「俺は長平のような事は絶対にやらねぇし! 絶対にやらせねぇ!」
キングダム27巻284話より引用
驚いた表情で信を見返した万極が、最後に言います。
「俺も怨念となって…見ているぞ」
「お前達のなそうとすること…を」
キングダム27巻288話より引用
この言葉を最期に、事切れます。
秦への恨みを返すために虐殺を繰り返していた万極ですが、趙国で自分と同じような被害者が出ないように国を守っていたという側面もあったでしょう。
しかし信の言葉を聞き、「ずっと見張っている」と言いながら死亡している場面に、少し安心感が感じられます。
呪いそのものだった万極ですが、
最期に少し救われた、と感じられました~。
キングダム万極は信にとって嬴政(えいせい)を理解する大きな転機だった
「キングダム」は嬴政(えいせい)が中華を統一するまでを描いた作品で、信は嬴政の親友であり中華統一を支える柱です。
しかしもともと下僕出身の信は、嬴政が中華統一を目指す理由が良く理解できていません。
ところが戦争の犠牲者代表のような万極と出会い、変わります。
中華統一を果たすことによって国境を無くし、戦争を無くそうとする嬴政の夢をしっかりと理解できたのでした。
万極は、信にとって大きな転機となる敵だったと言えるでしょう。
「キングダム」をお得に読み返したい方は、
こちらがオススメです~↓